三倉谷川支流 崩れ谷 隠五の滝 >> 落差 50m 2015/06/22
隠五の滝(仮名)・・・ガイドして頂いた風山歩さんによると五つの滝の総称だそうです。 
軌道跡からも全く見る事の出来ない隠れ滝で地元の方でもこの滝を知る方は殆んどが居ないそうです。
滝脇の尾根からの撮影で二番目と三番目の滝で最上段は葉隠れして見えなかったです。

この滝は「おもしろ昆虫化石館」が発行している霧ヶ滝渓谷マップに記載されている「木漏れ陽の滝」の左股上流に架かる滝です。
今回は菅原から入って霧ヶ滝渓谷へ下るルートでのアタックでした。
二番目の滝・・・滝脇の尾根にて撮影。
三番目の滝とは方向が変わっているのでこの滝脇の尾根からしか見る事が出来ません。
ズーミング゙して最接近・・・落差は10m以上あります。
しかしよくこんなルートを開拓されたものだと案内して頂いた風山歩さんには何時も驚かされます。
三番目の滝、落差は20m以上あります。
滝前に下りるには尾根から10m程滑り降りて15m程の垂直の壁をロープを掛けて懸垂下降です。
正面から・・・落差があるのと方向がちょっと変わっているので滝前から二番目の滝は全く見えません。
広角レンズの為滝前は広く見えますが谷幅は余りありません。

但馬地方は最近雨が少くて前日の雨でなんとか水量がこの程度まで回復したそうです。
もう少し豪快な滝姿を見て見たかったが何しろ秘境の地に架かる滝、
そうなるとますます近づき難くなるのではと・・・

滝周辺の様子・・・狭い谷、真上から木々が覆い被さって来る様な圧迫感がありました。
 

四番目の滝、落差10m程・・・もう少し水量があると二条の流れになる様なのですが・・・
漆黒の岩肌を滑り落ちる真白き滝水がとても綺麗でしたが滝脇には真新しい崩落跡があり気持ち悪くて早々に退散しました。
直ぐ下流に五番目の滝があるのですがこの滝の滝前で滝水が地下に潜ってしまい全くの枯れ滝でした。

 
霧ヶ滝渓谷から遡上してもこの滝までは辿り着けますが・・・
この滝を捲き上がるのは・・・下流からのアタックにはかなりの無理があります。
 
谷の様子・・・奥が四番目の滝でその手前が五番目の滝です。
四番目の滝前で一旦地下に潜った水が五番目の滝前で再び湧出していました。
滝前にはこんなランも・・・
ショウキラン・・・兵庫県の絶滅危惧種Bランクのランだそうです。
 崩れ谷 源流の滝へ>> 
滝へは崩れた橋脚の100m程手前の
尾根を下りて行きます。
旧森林鉄道の起点跡。
ここからリフトで材木を下ろしていたそうです。
県道から起点跡までの高度差250m程、
道など無く木々に掴まりながらの四足歩行になります。
所在地 岸田
訪滝案内 Google Map 検索コード  35.458040,134.465736
 
国道9号線、蒲生峠手前、千谷の道路左手に「おもしろ昆虫化石館」がありそこで左折、
県道262号へ入る。

県道を道なりに進むとやがて県道103号〜県道408号へと変わります。
県道を更に直進すると菅原地区がありその菅原地区の道路左手ににヤマメの養魚場があります。
その養魚場の直ぐ先のカーブの所で県道は岸田川本流を跨ぐ様になるので
その辺りの邪魔にならない所に駐車します。
滝へはカーブの所から岸田川本流の左岸を上流側へ少し進んだ所から
右の急勾配の斜面を約40分程登って行くと旧森林鉄道の起点跡に辿り着きます。
川から起点跡まで高度差約250m、道など無くほぼ全行程木々に掴まりながらの四足歩行になります。
起点跡からは軌道跡を辿って進むと約400m程先で橋脚の崩れた箇所があります。
その崩れた橋脚の上流側に源流の滝、下流側に隠五の滝が架かっています。
(このコースは危険なうえに迷い易いのでガイド無しでのアタックはお勧め出来ません)
2015/06/22

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