岩井谷の滝群 >> 2011/06/27
 
岩井谷・・・新温泉町では沢登コースとして知られている谷です。
谷には幾つもの滝が在るのですが滝見道等は無く沢歩きや急斜面等危険な箇所が多数あります。
一般の方の滝見には不向きなコースである事を念頭に置いてご覧下さい。

当日は滝友と二人でのアタックで余り無い情報をもとに相談の結果、谷入口に車を置きもう一台で
上流側の入渓地点に向かいそこに車を置いて上流からのアタックを試みる事にしました。
理由としては上流からの方が大滝まで距離が無いのと下りの方がルートを見極め易い(個人差があります)と云う事で
何時もの長靴スタイルにロープ、笛、熊鈴等の熊対策をして出発です。
(遡行時間が結構長く緊張の連続だったので記憶が定かではありません、あくまでも参考程度に留めておいて下さい)

肥前畑の谷入口から林道を約3,5k程進んだ所の
(谷入口から七つ目のヘヤピンカーブを過ぎた所)
林道左手に会社管理地の小さな立札が立っています。
舗装された作業道入口ですから直ぐに解かります。
そこに車を置いて車幅より広い作業道を300m程進むと
作業道が笹に覆われている所に行き当たります。(写真)
そこが入渓地点です。
左の藪の中を下って行くと沢に行き当たるので
緩やかな流れの沢に沿って下って行きます。
 
入渓してから10分位(多分)で最初の二連の滝。
滝横を簡単に下りる事が出来ます。
3m、3m程の小さな滝ですが中々綺麗な滝でした。
滝前も広くて・・・ここまでは楽勝。
二連の滝脇にあった支流からの滝この滝も中々綺麗でした。
滝上に作業道が見えていたので此処へ下りる事が出来たのかも?

大滝上流の三連の滝の最上段の滝で落差は20mほどあります。
沢登りをする方はこの滝を登るのだろうか???

滝口の少し上流から左岸の急斜面を木々に掴まりながら捲く様に横切って行くと
涸れ沢があるのでそこを下ると滝前に行く事が出来ます。
下流の滝へ行くには下りてきた涸れ沢を上り直し更に斜面を横切って尾根に取り付き、
その尾根を下り適当な所で左の斜面を下って行くと下段の滝前に下りる事が出来ます。

滝上部・・・大滝と間違える位立派な滝です。
滝下部・・・滝前に下りると後が大変なのですが
   やっぱり下りてしまいました。
三連の滝中段部の滝・・・流石に滝前には行けなかった。
と云うより行く気にならなかった。

三連の滝?四連の滝、全景・・・見事な段瀑で沢登りする方の嬉しそうな顔が目に浮かびます。

直登すれば私でも中段までは簡単に行けそうだが・・・
ここまで結構きつかったです。

ここより沢を少し下ると大滝滝口です。


岩井谷大滝…なんと素晴らしい!

大滝滝口の少し手前、左岸の斜面を攀じ登り大滝を右に見ながら大きく捲く様に斜面を慎重に横切って行きます。
最後の20m程はローブを使って滝前に下りました。

大滝の直ぐ下流には三連の滝が続きます。

大滝直ぐ下流の滝口で左岸の斜面を捲く様に下りて行くと涸れ沢があるので
その涸れ沢を下ると三連の滝の最下段の滝前に降り立ちます。


大滝下流、三連の滝の最下段の滝です。
左岸から上流の滝へ行けそうでしたが大滝を見た達成感からパスしてしまいました。

急斜面もここまででこれより下流は比較的なだらかな沢が続きます。
谷入口から大滝までの中間位に架かる小滝・・・左岸を下りました。
落差7m程ですが中々趣のある滝です。
ぼちぼち撮影も終わりかなと思いちょっと真剣に撮りました。
谷入口までこんな小滝が続きます。
谷入口に近づくにつれ明るい雰囲気に変わってきました。
この滝が最後の滝?です。
下流から来ると最初の滝かな・・・谷入口から50m位。
肥前畑の岩井谷入口。
立て看板の所が入渓口です。
この立て看板、極最近渓流釣の方が
クマに襲われる事故があり…の警告板です。
熊対策は怠りなく。

入渓してから谷を出るまで撮影しながらだったので約四時間かかりました。
複数で行かれるなら今回のルートが楽かも・・・(下流から行ってないので解かりませんが)
念の為にもう一度書いておきますが危険な箇所が多数あります。
アタックされる場合は慎重にお願いします。


最後に・・・
岩井谷へのアタック、同行して頂いた滝友の多岐さんには本当にお世話になりました。
単独ではちょっと厳しかったと思うので本当に感謝です。
この場を借りて謝辞の意を表したいと思います、本当に有難うございました。

おっ!とっと兵庫Homeへ >> 新温泉町滝Mapへ >> 新温泉町の滝Topへ >> ページTopへ >>